第2世代のMINIは、3 Doorだけを見ていてはもったいない世代です。観音開きのClubman、空が近いConvertible、2人で楽しむCoupéとRoadster。同じ時代の顔を持ちながら、暮らし方は驚くほど違います。
まずはここだけ
- R56は3 Door、R55はClubman、R57はConvertible。
- R58 CoupéとR59 Roadsterは2人乗りの趣味性が濃いモデル。
- ボディコードを覚えると、中古車、部品、整備情報を正確に探しやすい。
MINI WAYPOINT NOTE
同じ世代でも、ドアを開けた先はまるで違う。
基準になるのは、やっぱりR56。
R56の3 Doorは、全長3.7mほどの小ささと後席、荷室をひとつにまとめた基本形です。人や荷物をたくさん載せる車ではありませんが、街で扱いやすく、曲がるたびに短いボディの良さが伝わります。まずR56へ座ると、ほかのボディが何を足し、何を割り切ったのかが見えてきます。
後席を日常的に使うなら、前席を倒す手間は無視できません。荷物も同じです。見た目の好みだけでなく、週に何回後ろへ人や鞄を載せるかを数えてみると、3 Doorが合うのか、別の形が必要なのかがはっきりします。
ボディを選ぶことは、MINIとどんな休日を過ごしたいかを選ぶこと。
ClubmanとConvertibleは、実用と遊びを別方向へ伸ばした。
R55 Clubmanは屋根とホイールベースを伸ばし、右側だけのClubdoorと後ろのSplit Doorsを備えます。左右非対称で、便利さも少し癖がある。でも、ドアを開けるたびに「普通のワゴンではない」と思わせる仕掛けがあります。荷物を積みたいけれど、効率だけの車には乗りたくない人へ。
R57 Convertibleは、電動ソフトトップを開けた瞬間に同じ道を別の景色へ変えます。後席と荷室には割り切りが必要でも、晴れた朝に屋根を開けて出かける理由は、それだけで十分です。幌の状態や排水、開閉動作まで含めて選ぶ手間も、オープンMINIと付き合う一部になります。
CoupéとRoadsterは、2人の時間へ振り切る。
R58 Coupéは固定ルーフの2人乗り、R59 Roadsterはその屋根を開けたモデルです。後席を持たない代わりに、低いシルエットと独立した荷室を手に入れました。実用車としてのMINIから一歩離れ、ガレージで眺める時間まで楽しみたい人に刺さる形です。
どのボディが一番MINIらしいかに、ひとつの答えはありません。小さな3 Door、癖のあるClubman、空が近いConvertible、潔い2シーター。自分の生活に少しの不便を残してでも欲しい形があるなら、その気持ちは大切にしていい。MINIは、便利さだけでは選べないから面白いのです。
一週間の使い方を載せてみる。
候補のボディへ、通勤鞄、買い物袋、旅行の荷物、同乗する人を頭の中で載せてみます。Clubmanの後部ドアを開く場所は確保できるか、Convertibleの荷室で普段の買い物は足りるか、2シーターで困る日は年に何回あるか。寸法表より具体的な暮らしが、必要な形を教えてくれます。
それでも迷ったら、いちばん見かけたときに振り返る形を選ぶのもMINIらしい答えです。合理性が同じくらいなら、ドアを開けるたびに少しうれしい方が長く残ります。ボディコードは分類のための記号ですが、その先にあるのは、それぞれまったく違う休日です。
掲載写真BMW Group PressClub / P0038501写真の提供元
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