MINIの工場といえば英国Oxfordを思い浮かべますが、オランダで造られたMINIもあります。Limburg州BornにあるVDL Nedcarです。ブランドの出身地と組み立て工場は別の話。どの時期に、どのモデルを担ったのかをたどると、手元のMINIの来歴も少し身近になります。
まずはここだけ
- VDLによると、BMW Group向け生産は2014年7月17日の工場再開から始まった。
- 3 Door、Convertible、Countrymanに加え、BMW X1も生産した。
- 2022年の100万台はBMW Group向けの累計で、MINIだけの台数ではない。
- F563rd Hatch
- F57MINI Convertible
- F60Countryman
MINI WAYPOINT NOTE
Oxfordを補う生産拠点として加わった
2014年2月のBMW公式発表では、新型MINIの生産能力を確保するため、Bornに委託生産を加える方針が説明されています。Oxfordを中心に据えながら、需要に応じて生産を分担する考え方でした。同資料は、BornでもOxfordと同じ品質要求を適用し、担当者がBMW Groupの各工場で訓練を受けたことを記しています。生産国だけで品質の上下を決める根拠にはなりません。
3 DoorからConvertible、Countrymanへ
VDLの2022年の回顧では、3 Doorは2014年、Convertibleは2015年、Countrymanは2016年から生産。2017年にはCountrymanのPHEVとBMW X1も加わりました。これは工場での生産開始年で、日本での発売年や初度登録年とは区別が必要です。中古車の年式欄をそのままこの年表に当てはめても、一台ごとの製造場所は確定できません。
100万台という数字にはBMWも含まれる
2022年6月、VDLはBMW Group向けの累計生産100万台を発表しました。ここにはMINIだけでなくBMW X1も含まれます。また、工場の創業以来の全ブランド累計とも別の数字です。工場の歴史を読むときは、台数の大きさより「どのメーカー向けを、いつから数えたか」に注目すると、別の拠点との比較で混乱しにくくなります。
中古車の生産地は、その一台の情報で確認
販売店に来歴を確認するときは、車台番号に対応した車両情報や製造ラベルを見てもらいます。オランダ生産という説明だけで、整備状態や装備まで分かるわけではありません。購入判断では、使い方に合うボディと動力を選んだうえで整備履歴を読むのが先です。なお、ここで取り上げた生産車種は当時の記録であり、現在も同じ車種を造っているという案内ではありません。
GARAGE NOTE
記事のMINIを、GARAGEにつなぐ。
このMINIを登録すると、同じ型式の記事とOWNER NOTEが自分のGARAGEへ集まります。掲載写真BMW Group PressClub / P90143187写真の提供元
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