MINIの翼は1959年から同じ形だった、と思うと歴史を少し単純にしすぎます。最初の二台は別々のブランドバッジを付け、会社再編のたびに顔を変えました。現在の平たい翼は、その寄り道を知ったうえで原点へ戻った形です。
まずはここだけ
- Morris Mini-MinorはOxford市章に由来する牛と波を円と翼で囲んだバッジを付けた。
- Austin Seven/Miniは六角形のAustinエンブレムを使用した。
- 2001年の立体的な翼を経て、2018年から線を絞ったフラットなMINIロゴが車両へ採用された。
- R501st Hatch
- R562nd Hatch
- F563rd Hatch
MINI WAYPOINT NOTE
1959年、同じ車に二つの顔。
1959年、同じ車に二つの顔。
Morris Mini-Minorのバッジは、赤い牛と青い波というOxfordの紋章要素を円に収め、左右へ翼を伸ばしました。一方のAustin SevenはAustinの六角形。基本構造が同じ車でも、販売ブランドごとに違う顔を持つのが当時の英国車でした。
MINIの翼は一度も同じ場所に留まらず、それでも見る人を同じ物語へ連れていく。
1969年、Miniという名前を前へ。
会社再編でMiniが単独の車名として扱われると、抽象的な盾形のマークなど新しい表現が使われます。1990年代には円と翼、中央のMINI表記が戻り、クラシックの最終期に現在へつながる輪郭が整いました。
2001年、金属の立体感。
新生MINIは翼のモチーフを明確にし、黒い円、白い文字、金属的な縁でプレミアム感を表現しました。ボンネットやステアリングで物として映える立体ロゴは、R50からF系初期までの車体の曲面と相性よく使われました。
2018年、線だけに戻る。
現在のロゴは円、翼、MINIの文字を平面の線へ整理しています。画面にも印刷にも小さく使いやすく、過度な立体表現をやめた形です。新しく見えるのに、Morris Mini-Minorの円と翼へ近づいている。ロゴの歴史は、前へ進むことと原点へ戻ることが同時にできる好例です。
MINI WAYPOINT FIELD GUIDE
見比べて、触って、選べるガイド
Morris/Austin
牛と波の翼、六角形という二つの出発点。
Mini単独名へ
会社再編とともに抽象的なエンブレムへ。
円と翼が復帰
クラシック最終期に現在の骨格が整う。
立体MINIロゴ
新生MINIのプレミアム感を金属表現で示す。
フラット化
要素を線へ絞り、原点とデジタル時代を結ぶ。
掲載写真BMW Group PressClub / P0006166写真の提供元
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