Clubmanの後ろ姿には、左右へ分かれて開く二枚のドアがあります。荷物を一気に見せず、片側だけ開ける仕草まで絵になる。けれどこれはデザインの小道具ではなく、荷物を扱うための古いワゴンの知恵を受け継いだものです。

まず知っておきたいこと

まずはここだけ

  1. クラシック時代のEstate系モデルが、左右に開く後部ドアの原型を持っていた。
  2. R55は片側のクラブドアとスプリットドアで、3 Doorとワゴンの間を作った。
  3. F54は6ドアの実用車へ成長し、2024年に生産を終えた。
MODELS IN THIS STORYこの話に登場するMINI
  • R55MINI Clubman
  • F54MINI Clubman

木枠のワゴンから始まる後ろ姿。

木枠のワゴンから始まる後ろ姿。

クラシックMiniには荷室を延ばしたAustin Mini CountrymanとMorris Mini Travellerがあり、横開きの後部ドアを備えました。1969年には角張った顔のMini Clubmanが登場します。現在のClubmanは一台をそのまま復刻したのではなく、Estateの実用とClubmanの名を組み合わせて再解釈しました。

Clubmanの二枚の後ろ扉は、荷物を積む動作までMINIにする。

R55。左右非対称を楽しむ。

2007年に登場したR55は、助手席側に小さなClubdoorを追加し、後ろは二枚のSplit Doors。運転席側から見ると3 Door、反対から見るともう一枚ドアがある、不思議な構成でした。後席の乗降には癖がありますが、その癖まで含めて他のワゴンにはない体験でした。

F54。大人4人のためのClubman。

2015年のF54は左右に通常の後席ドアを持つ6ドアとなり、全幅と荷室を大きくしました。ALL4や高出力JCWも設定され、洒落たセカンドカーから高速移動も任せられるツアラーへ。スプリットドアは残しながら、役割はずっと本格的になりました。

終わったからこそ、選び方が大切。

F54の生産終了後、現行ラインには直接の後継車がありません。中古で選ぶなら、ドアの電動ロック、雨水の跡、荷室床、後方視界を実車で確認します。珍しさだけで急がず、二枚のドアを日常でどう使いたいかまで想像できた一台が、長く残したいClubmanです。

見比べて、触って、選べるガイド

  1. Estateの両開きドア

    Traveller/Countrymanが実用の原型を作る。

  2. Classic Clubman

    角形フロントのClubmanが登場。

  3. R55

    ClubdoorとSplit Doorsを持つ新生Clubman。

  4. F54

    6ドアの本格ツアラーへ。

  5. 生産終了

    直接の後継を置かず、ひと区切りを迎える。

気になったMINIをもう少し詳しく

確認した公式情報MINI JapanMINI HISTORY ほか1件
資料1 資料2

掲載写真BMW Group PressClub / P90187467写真の提供元

この記事を読んでどう思いましたか?

いちばん近い気持ちを、ひとつだけ教えてください。

もうひとつMINIの話を

新着記事をすべて見る →