人を乗せ、荷物を積み、遠くまで走る。それでも後ろを普通のハッチにしなかった。F54 Clubmanは、大人になったMINIの中に遊び心を残しました。
まずはここだけ
- 左右4枚の乗降ドアと観音開きのSplit Doorsを持つ5人乗り。
- 国内ではガソリン、ディーゼル、ALL4、JCWまで幅広く展開。
- 2019年の改良でグリル、灯火、ユニオンジャック調リアライトなどを更新。
MINI WAYPOINT NOTE
上質になっても、後ろ姿にはちゃんと愛嬌がある。
Clubdoorをやめ、毎日の使いやすさを選んだ。
先代R55の右側だけにあった小さなClubdoorは、F54で左右4枚の普通のドアへ変わりました。独特さは少し減りましたが、後席へ人を乗せる日も、荷物を置く日も迷いません。5人乗りとなり、Clubmanは趣味のワゴンから生活の中心になれる車へ育ちました。
後ろのSplit Doorsは残っています。左右へ開く動作、中央で分かれる窓、荷物を積んだあとに片側ずつ閉める音。効率だけなら一枚で済むところを、Clubmanらしい所作として守りました。
実用的になったのに、荷室を開くたび少しうれしい。
街から長距離まで、グレードの幅が広い。
CooperとCooper Sで始まり、One、Cooper D、Cooper SD、Cooper S ALL4、JCW ALL4へ広がりました。短距離中心ならガソリン、長く走るならディーゼル、雨雪や力強さまで欲しいならALL4。自分の距離と道を先に決めると選びやすくなります。
2019年の改良では顔つきが整えられ、リアライトにユニオンジャックの意匠が加わりました。前期のすっきりした姿と、後期のMINIらしさが濃い灯火。装備差だけでなく、夜に点灯した後ろ姿の好みで選んでもいいモデルです。
限定車の色まで追うと、F54はもっと面白い。
Blue Note Tokyo、Savile Row、Brick Lane、Untold、Final Edition。日本ではClubmanの落ち着いた形を生かす限定車が多く登場しました。深い青、Sage Green、銅色の装飾など、同じF54でも一台ずつ物語が違います。
中古車では、年式ごとの運転支援と灯火、ディーゼルの使われ方、Split Doorsのラッチ、ALL4のタイヤを確認します。2024年に生産を終え、直接の後継はありません。大きすぎない上質なMINIを探すなら、これからも振り返る価値のある一台です。
掲載写真BMW Group PressClub / P90187467写真の提供元
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